パソコンのセキュリティ対策には欠かせないウイルス対策ソフト。
インターネットに接続しているパソコンにはすでに導入されている方も多いと思います。
ただ、ウイルス対策ソフトが重複するとパソコンの動作がすごく遅くなるという現象が発生することがあります。


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ウイルス対策ソフトはパソコン1台に1つ
ココがポイント
ウイルス対策ソフトはパソコン1台に1つが原則です。
例外としてWindows10には標準でDefenderというウイルス対策ソフトが搭載されていますが、このDefenderは他のウイルス対策ソフトと重複しても問題ありません。
他のウイルス対策ソフトがインストールされると自動的にDefenderの機能がオフになります。
ウイルス対策ソフトがインストールされていない → Defenderが有効
ウイルス対策ソフトがインストールされている → Defenderが無効
パソコンの動作が極端に遅くなる
ウイルス対策ソフトはOSに密接に関わりシステムを監視する動作をしますが、それが2つ存在するとお互いを不正なプログラムと勘違いして排除しようとするのでOSの動作が不安定になったり、動作が極端に遅くなります。
何か操作をしても反応が返ってくるのに1分以上かかることもあり、通常通り使用することはほぼ不可能です。
Avast(無料版)が勝手にインストールされる事案が増えています
ウイルス対策ソフトの重複でトラブルが発生したという案件に対応した時は、かなり高い確率でAvastがインストールされています。
Avastはウイルス対策ソフトの1つで、無料版と有料版があります。インストールされていたAvastは無料版でしたがお客様にお聞きしたところインストールした覚えはないとのこと。
Avast自体は怪しいアプリではありませんが他のフリーのアプリと抱合せでインストールされることがあるようです。


重複したウイルス対策ソフトを削除する時はセーフモードで!
ウイルス対策ソフトの重複によってパソコンの動作が遅くなった場合は不要なウイルス対策ソフトを削除することによって改善されます。
ただ、極端に動作が遅いパソコンでアプリの削除作業をすることは大変なので一度、セーフモードで起動する必要があります。
セーフ モードでは、使用するファイルとドライバーを制限して基本的な状態で Windows が起動します。セーフ モードで問題が発生しない場合、既定の設定と基本的なデバイス ドライバーによって問題が起きているわけではないことを意味します。セーフ モードで Windows を観察すると、問題の原因を絞り込むことができ、PC の問題をトラブルシューティングできます。
セーフ モードには、"セーフ モード" と "セーフ モードとネットワーク" の 2 つのバージョンがあります。"セーフ モードとネットワーク" では、インターネットやネットワーク上の他のコンピューターにアクセスする場合に必要となるネットワーク ドライバーとサービスが追加されています。
まとめ
セキュリティ対策にはかかせないウイルス対策ソフトですが重複するとトラブルが発生する可能性があります。
特にAvastのように自分が意図せずにインストールされてしまうこともあるのでフリーのソフトをインストールする時は抱合せで他のソフトがインストールされないか確認するようにしましょう。